『Severance : Season 1』
アメリカのテレビドラマシリーズ。2022年にシーズン1がApple TV+で配信開始。
知人におすすめいただき、休日にイッキ観しました。
会社の記憶と私生活の記憶を切り離す「セヴェランス」という手術を受けた人達を軸に展開するSFサイコスリラー。
本作の主人公はルーモンインダストリー社のマクロデータ改良部という謎の部署で働き、奇妙な仕事をこなし、日常生活を送る中で不思議な出来事と直面していきます。
仕事でのトラブルが伏線となり、会社全体の大きな陰謀が顕になっていく。「セヴェランス」によって切り離された私生活の真実も絡み、予測できない方向に向かうストーリーに毎話ドキドキしながら視聴していました。
時々挟まれるギャグとホラーが紙一重のような、意味ありげで不気味なカットの考察も楽しいドラマでした。
出典 : 『Severance : Season 1』Apple TV+予告映像より
また、究極的なワーク・ライフ・バランスをテーマの一つとしている本作の感想を振り返ると、
「自分には遠いことだな」
「自分にも通じる部分があるかも」
「もし、自分がこの立場だったらどうする?」
といった自問自答を繰り返しながら観ていたドラマだったように思います。
自分自身の仕事と私生活の繋がりや、今取り組んでいる事についてを変数として入れて自分事として考えることで、今の立ち位置を少し捉え直すきっかけになったドラマでもありました。
ミッドセンチュリーのモダンなインテリアやLiminal Spacesのネットミームを彷彿とさせる、オフィス内のビジュアルも個人的にとても好みでした。
近々シーズン2の配信が開始されるようなので、続きをイッキ観するのが楽しみです。