本格推理と鬼気迫る法定バトルが融合した大人気ゲーム「逆転裁判」シリーズの生みの親、
巧舟さんがディレクターとなりニンテンドーDSで発売された作品。
●ストーリー
《死》から始まる、一夜のミステリー
今夜。街の片隅で、命と記憶を奪われた‘’‘私‘’は、
タマシイとなって目覚めた。
私は、なぜ殺されたのか?私は、誰に殺されたのか?
そして…私は、誰だったのか…?
…タマシイは、明日の朝‘’消滅‘’する…
一夜限りの‘’孤独な追跡劇‘’が、今。始まる!
(公式サイトより引用)
意識を失い、目覚めたときには魂のみになり動くこともできない主人公。
しかし、彼は新しい能力に目覚めます。
それは「モノにトリツキ、アヤツル」能力。
そして「生き物が死ぬ数分前に戻る」能力。
この力で登場人物の死の運命を回避し、新しい運命を更新することでストーリーは進みます。
彼は自分の出生を探りながら、
なぜ自分は死んでしまったのか?
その謎を追い求めていきます。
操作方法もとってもかんたん。
”ピタゴラスイッチ”の要領で、自らのタマシイをモノに宿して移動しながら、
タイミングよく物をアヤツリ、ピンチを回避していきます。
だんだんタイミングは難しくなるのものの、
何度かチャレンジすればクリアすることができる
ちょうどよいゲームバランスです。
私は、ストーリーのあるゲームをプレイすると、
この世界を終わらせるのがもったいない。
どこか物語の終わりに寂しさを覚え、
ついクリアを先延ばしにしてしまうことがあります。
ですが、ゴーストトリックはそんな心配もいらず
この物語の結末を知りたい!と思わせるチカラが働いて、一気にクリアしてしまいました。
比較的短時間で遊べるゲームにも関わらず、
練り込まれたストーリー。
愛嬌のあるユーモラスなキャラクターたち。
3Dで作ったキャラクターをあえてドット絵に落とし込んだ、どこか懐かしさを感じるグラフィック。
最後に巻き起こるどんでん返し。
隠れた名作としてとても有名な作品です。
そして、DSが発売されて13年後の2023年の夏。
Switch、PS4、Xbox、Steamで移植が決定されました。
もう隠れた名作なんて言わせない!
何も調べず、
ネタバレを踏まず、
まずは遊んでみてください。
※注意
今作では大変愛くるしく健気なポメラニアンが出てきます。